卵巣がんを知る
卵巣腫瘍について
胚細胞腫瘍
胚細胞腫瘍とは、卵細胞という、胚細胞に由来する卵巣腫瘍のことで、卵巣がん化する悪性のものもある、若年層に見られることの多い腫瘍です。胚細胞腫瘍については、種類がいろいろとあるのですが、代表的といわれているのが、次の5種類となります。
まずは、成熟嚢胞性奇形腫といわれるので、これは良性腫瘍です。胎児形成段階に、卵巣内で細胞が腫瘍を作ったものです。嚢胞の内部には、歯や軟骨、皮脂、毛髪などが含まれており、大きさは10センチ以下のものです。そして、未熟奇形腫です。
これは、未熟な体細胞組織に由来している奇形腫のことで、あ悪性と、悪性と良性の中間部に存在しています。それから、卵黄嚢腫瘍と呼ばれるもので、悪性腫瘍です。これは10代の頃に見られるものです。生存率は8割以上とされるもので、化学療法と外科療法を用いて治療していきます。
そして、絨毛がんというものもあります。これは、絨毛細胞に由来している悪性腫瘍のことで、分娩後や流産、死産の後の、胎盤の外にある細い糸状の組織である残留絨毛などから発生するがんです。最後に、未分化胚細胞腫というものがあります。これは、悪性腫瘍で、思春期にみられるものです。生存率は9割となっています。
治療には、腫瘍摘出手術と化学療法を併用して行います。卵巣腫瘍はこれらの種類があります。いずれも発見までには時間がかかることが多く、進行した状態で見つかることも多いとされていますので、定期的な検査を受けるようにして、早期発見に努めるようにしましょう。