卵巣がんを知る
卵巣がんの基礎知識
先進医療について
大学病院などで、高いレベルの医療技術と、新しい治療法での実績を確立すると、厚生労働省においてその技術が承認されて、特定の医療機関での技術提供が可能になります。これを、先進医療といいます。
抗がん剤は副作用が大きいので、抗がん剤による治療は患者に対して大きな負担を与えることになります。それに、抗がん剤が必ずしも患者に対して有効かといったら、そういうわけでもありません。ですから、先進医療によって、抗がん剤の有効性を先にチェックすることにより、患者の負担が軽減できるのです。
先進医療において、卵巣がんが関わっているものとして、抗がん剤感受性試験と呼ばれるものがあります。この試験では、がん組織を摘出、培養して、抗がん剤を加えることで、効果の判定を行うものです。
現在における抗がん剤感受性試験は、その人のがんに対する有効な抗がん剤を見つけるものではなく、治療効果の期待が持てない抗がん剤がどれかを調べるものです。先進医療には、約100種類近いものが存在しています。先の抗がん剤感受性試験をはじめとした先進医療が、多くの疾患に対して施されており、患者をはじめとして、医療の現場の人たちに大きな治療効果があることを期待されています。
先進医療は、有効性と安全性の確保のために、実施可能な医療機関などが決められています。また、保険診療との併用が可能となっています。技術料は自己負担ですが、その他の入院費や診察料は保険の対象となっています。