卵巣がんを知る

卵巣がんの基礎知識

進行状態と生存率

卵巣がんの病期の診断は、手術により細胞を摂取して検査することで判明します。卵巣がんの病期は、Ⅰ期からⅣ期までに分類されています。初期となるⅠ期の状態とは、がんが片方の卵巣のみ、または両方にあるが卵巣内にとどまっている状態のことをいいます。

Ⅱ期とは、子宮や卵管などの周囲の器官に転移が見られるような状態です。そして、Ⅲ期は、卵巣の周囲に転移しているだけでなく、リンパや上腹部などに転移している状態です。そして、Ⅳ期とは、腹腔外または肝臓などに転移している状態となります。

これらの状態のうち、Ⅰ期やⅡ期であれば、まだ手術することでがんは完全に取り除くことが可能になっています。しかし、Ⅲ期以降になると、難しい状態となってしまいます。卵巣がんの生存率についてですが、Ⅰ期の状態で発見されれば、かなり高い生存率になるのですが、卵巣がんは早期発見が難しいため、この状態で発見される人は、卵巣がん全患者の3割くらいにしかなりません。

実際のところ、卵巣がん全患者のうちの6割がⅢ期以降の進行がんの状態で発見されているのです。このような状態なので、早期発見が難しくても検査を定期的に受けることで、早期発見に努めたいところです。

卵巣がんは、手術でがん細胞を取りきったとしても、再発する可能性の高いがんというところも油断できないところです。毎年でも、半年に一回でも、定期的に腫瘍マーカー検査やエコー検査を受けるようにするといいかと思われます。