卵巣がんを知る
卵巣がんの基礎知識
抗がん剤の感受性試験
がんの進行や再発に対しての治療として主に用いられるものには、抗がん剤の投与をはじめとした化学療法があります。しかし、その効果はがんの性質、個体差にもより、必ずしも効果が約束されているもんではありません。
抗がん剤は副作用も強いので、投与を続けていくうちに患者の体力を奪いますし、生活能力をも低下させてしまう可能性があります。なので、患者の症状にあわせて、少しでも効果の高い抗がん剤を選ぶことが重要となります。このために行う試験のことを、抗がん剤感受性試験といいます。
この試験を行うことによって、がんの性質によって、効果がある抗がん剤とそうでない抗がん剤の判別が可能となります。効果が期待できる抗がん剤の投与を中心として行うことにより、有効性が高い治療の期待も持てますし、患者に対しての身体の負担も軽減することが可能です。
しかし、抗がん剤感受性試験を行っている病院はまだ数が少なく、仮に試験が実施されていたとしても、全てのがんが対象となっているわけではありません。この試験においては、手術で摘出したがん細胞と数種類の抗がん剤とを一緒に培養することで、どの抗がん剤ががん細胞に対して有効であるかの判別を行うものです。
この抗がん剤感受性試験は、家族とがん患者が期待を寄せている先進医療のひとつであり、卵巣がんをはじめとした、たくさんのがんの治療のためのひとつの選択肢になっています。ちなみに、抗がん剤感受性試験の検査にかかる費用は、大体3万円前後となっています。