卵巣がんを知る
卵巣がんの基礎知識
ドラック・ラグ問題について
欧米で新しく開発された薬は、承認から発売までおよそ一年半という期間がかかります。これはまだ短いほうで、日本では、新薬の承認から発売されるまでにはおよそ4年という長い期間を要するのです。
およそ2年半もの時間差が、日本と欧米ではあるわけですが、この時間差のことをドラック・ラグというのです。新薬を承認する際には、適応症ごとに承認する必要性があります。同じ疾病でも言えることです。
なので、適応部位が異なってしまうと、使用できないといった問題が起こるわけです。新薬承認までの時間差のことを、ドラック・ラグというのですが、卵巣がん治療においても、これは大きな問題になっています。主な新薬には、ドキシル、ジェムザール、トポテカンといった種類の薬があります。
いずれも世界各国で使用されていながら、卵巣がんに対しての承認はされていない状態です。さらに、開発した新薬だとしても、経費の問題などで会社が申請を行わなかったりすることもありますし、審査員の人数が少ないがために審査の時間が多くかかってしまうなどといった問題が、ドラッグ・ラグには存在するわけです。
ドラッグ・ラグは、せっかくよい新薬があるにもかかわらず、その薬を患者が使うことが出来ずに、新薬の承認を待たずして、そのまま亡くなってしまう人だっているわけです。ドラッグ・ラグにおけるタイムラグの問題に対しては、日本国内でもそのことを懸念する声が大きなものになっています。